Monologue

日々感じたことをコツコツと。

毎日のおしゃれ

最近毎日、オシャレをして外に出るようにしている。少し前までは、どうせ会社に行くだけだし、誰にも会わないし…と手を抜いていたのだが、7年ほど付き合った元彼と別れる際に言われたある言葉に反省したのがきっかけである。

「昔は手に届かないようなオシャレさんだったのに、今は平均点は必ず超えてくるけどオシャレじゃなくなった。」

どんな性格のことを言われるより一番ガーンと素直に反省させられたお言葉だった。自分は結構オシャレな人!と思いつつ、自分でも手を抜いて輝いてないなという自覚があったのは事実。誰かによく見られようとかそんな気持ちが少なくなってしまっていたのは自分でも気がついていたし、自分らしさや自分を大切にする気持ちもいつしか忘れてしまっていたのかもしれない。次の出会いのためにも毎日オシャレしよう!とこの日誓った。

そこからはまず雑誌漁りをはじめて自分の気に入ったコーディネートを写真に納める。自分にも似合いそうなスタイリストさんのインスタを逐一チェック。自分のパーソナルカラーや体型もチェックして、本当に似合う服装も研究。一度始めると元来好きなことだから楽しくて仕方なくなり、7年前の自分のように、毎日オシャレすることが楽しくてしょうがなくなった。

ここでふと気がついたことがある。私って付き合う人や好きになった人に染まりやすい。ってこと。相手が好きそうな服装をしたり、メイクをしたり、さすがに赤文字系を極めるのはタイプではなさすぎるのでしないにしても、系統は寄せていくのである。自分に自信がないし、なによりこの人!と思うと全力で尽くしてしまうから、これは私の愛すべき欠点だなと思う。

最近いろんなタイプの男の子と遊ぶようになって、全然合わないと思う子も中にはいる。そんなこの先縁のない人と会っているうちに彼氏を作らなきゃ!という焦りはどこかへ消え去っていった。むしろ、元彼はいろいろと趣味の合う人だったなと感謝の気持ちが起こる。復縁したいという話ではまったくなく、仮に趣味が違くても私も相手もお互いの感性や趣味をステキだな、もっと磨いてほしいなと思えるような関係を築かなければならないと学んだのだ。それが結局、感性や趣味が近いってことなのかもしれないけれど。

もともと、その人にしかない輝きがある人に私は惹かれやすい。自分に自信がないからこそ、その人と付き合う中でいいところを吸収したいのかもしれない。極端に言えば人を殺すことでその人の能力がもらえると思っているサイレーンの悪役の女性と一緒である。でもそれでは相手になんの刺激も与えられず、自分も成長したように感じられるだけで結局相手の七光りになってしまう。私は私のいいところを伸ばしていかなければダメなのだ。

付き合うならずーっと相手には輝いていてほしいってみんな思うはず。少なくとも私はそう思う。ずーっと大好きでいたいし、今まで知らなかった一面に出会い続けたい。それなら好きになった時のその人の感性や魅力を大切に育ててあげなきゃいけない。自分も、相手に依存せずに自分が一番美しいと思える自分を追求し続けなければいけない。自分が自立していれば、必要以上に相手に何かを求めることもなくなり、本当に自分に足りない部分を相手で補うような成長し続ける二人になれるのだ。

そのための第一歩が毎日のオシャレ。自分の感性を日々ファッションで表現して、大好きな自分でいられる行事。自分が好きな自分でいると毎日胸を張って歩けるし、仕事もポジティブな気持ちで行くことができる。ちょっと嫌なことがあっても、鏡に映る自分が好きであれば自然と笑顔になれる。私は笑顔の自分が好きなのだ。

さらに言えば、いままで休日のおしゃれだったワードローブが平日のおしゃれになっていくことで、休日のおしゃれはさらに一工夫加えようという気になってくる。キラキラの靴下や、新しいヘアアレンジ、スカーフ、バック、色×色のコーディネート…自然とオシャレレベルがあがっていく。今度の土日にはこれを着たいな。あーこの組み合わせもかわいいから早く明日にならないかな。なんて考える。なんて毎日目覚めるのが楽しいんだろう!と自分でも驚く。

私が大好きな私であるために、今日も明日もせっせとコーディネートをしていこう。